ソリューションサービス事業本部
第三統括部 証券システム二部
2018年 入社 生命科学部生命科学科卒
K.N

システムエンジニアってかっこいいじゃん!!

01. 現在のお仕事について

――現在のお仕事について教えてください。

証券会社でビッグデータ分析基盤を導入するプロジェクトに参画しています。お客様の求めるシステムを基盤上に構築する作業が私の担当です。

――どのようなスキルが必要とされますか?

基盤の特性とお客様がやりたいこととの両方を理解する必要があるので、システムの知識はもちろん、証券知識が必須になってきます。他には、主担当者としてシステム開発における全工程に携わる役割もあるので俯瞰的な考え方が求められます。

――なるほど。技術力以外も必要なんですね。

そうですね。私は学生の時、SEというのはパソコンに向かって黙々と作業をする仕事だというイメージがありました。しかし、実際にこの業界に入ってみて、非常に人と関わることが多く、常に全容を把握し、全体を意識することが求められる仕事だと今は感じています。

――お仕事をされる上でどんなことを心掛けていますか?

コミュニケーションを密に取ることです。お客様、プロジェクトのメンバーと信頼関係が築けているかどうかはとても大切なことです。悩みや目標、課題を共有できるかはプロジェクト成功の大きな鍵だと思います。


02. IT業界に携わって3年、いかがでしたでしょうか。

――入社から3年、率直な感想を教えて頂けますか。

この3年間、様々な形でシステムと関わらせて頂きました。最初は所謂コーディング(プログラムを書くこと)をするのがSEとしてのスタートだと思っていましたが、現場に配属されてまず任された作業は、プログラムを修正するにあたって、そのプログラムを読解することでした。ある目的に応じて複数の修正をし、それを確認する、という作業を50以上のプログラムに対して実施したことがあります。

――「プログラムがきちんと修正できていることを確認するためには、プログラムの中身を正しく読み解く必要がある」ということですね。

まさにその通りです。また、次に配属された現場では、驚くほど軽微なプログラム修正に対し、かなりの労力をかけて、想定外のバグ(不具合)が発生していないか確認する作業に携わりました。大きなプロジェクトになればなるほど、「念のため」の部分にお金と時間をかけているんです。

――単体テスト → 結合テスト → システムテスト → ユーザー受け入れテストなど様々な観点での確認が必要となってくるので労力がかかるんですね。プロジェクトによって特性、雰囲気の違いはあるのでしょうか。

これまで携わってきたプロジェクトそれぞれに違いがあります。今、私が担当しているのはかなり小規模なプロジェクトなので、小さなシステムを企画しては作り変えるという作業を反復し、「すぐ」をお客様に提供することが求められます。より発想力、分析力が問われる点に大きなやりがいを感じています。

――これからの目標を教えてください。

IT業界は驚くほど進化が早い業界です。この業界に入ってたった3年ですが、入社当時に最新だったことが今はもうレガシーになっていたり…。だからこそ、常にアンテナを張り、これからも次々に出てくる新しい技術を身に着けて、どんな相手に対しても対応できる知識やプレゼン力を磨き、プロジェクトが円滑に進むように貢献できるSEになることが私の目標です。


03. SEを目指したきっかけについて

――SEを目指したきっかけを教えてください。

大学は興味のあった生物学系の学部に進学しました。学んだことを活かしてバイオ系、化学系の企業に入社したいという思いが就活当初はありましたが、ふと他の方向性を考えた時に、「手に職がつく業界」であり「学部・学科不問」のIT業界に興味を持ちました。あと、漠然と「システムエンジニアってかっこいいじゃん」というイメージがあったこともきっかけの1つです(笑)

――そうだったんですね。

IT業界をメインに就活をはじめて、10社以上の企業説明会に足を運びました。参加してみると、同じ業界でも企業によってかなり雰囲気が違うなと感じました。それと同時に様々な業界がシステムを活用していることに気づき、SEになればあらゆる業界の人と仕事をできる可能性があるんじゃないかと考えたんです。

――なるほど。企業研究を進めることでやりたいことが固まってきたということですね。

「一人でやるのではなく、いろいろな人と関わって仕事がしたい」という考えと志望業界がマッチしたことは大きかったです。SEになりたい!という気持ちも高まりました。


04. 就活生へのメッセージ

――就活生へのアドバイス、メッセージをいただけますか。

就活中は会社の規模や待遇など比較しやすい項目に注目しがちですが、どのような採用を行っているかを見てみるもの良いかと思います。当たり前のことですが、中途採用なしの会社には、「新卒」でしか入社できません。中途採用ありの企業には「転職」という形で入社できます。当社のように「新卒採用」がメインのところは、基本的に「自分より上の世代の人の数が入社時点から増えない」という特徴があります。新たな戦力の供給は「新卒採用」で採用した新人を育成するという手段に限られます。そのため、研修や上司からのサポートは手厚いです。上の世代の方からしても「自分も新人・若手の時はここで悩んだな、苦労したな」という感覚で接することができるのでそれがそのままアットホームな社風に繋がっているのかなという気がします。40代、50代、さらに今の時代は60代以降のキャリアも見据えて、自分がその会社の「雰囲気」の中で働き続けられるかどうかということも大事なのではないでしょうか。

――そうですね。社風が自分に合っているかというのは気にされている学生さんも多いと思います。

「雰囲気」というのは実際に企業に足を運べば分かると思うので、その企業の社員の空気を捉えられるよう意識してみて欲しいと思います。コロナ禍でなかなか企業訪問が難しいということもありますが、当社のWEB説明会では現役のSEがリアルタイムで質問に回答する時間がありますし、またリモートによるOBOG訪問も積極的に受け付けています。ぜひそのような機会を活用してみてください。